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アクションプラン、戦略プログラムの作成

アクションプラン概念図

将来のあるべき姿であるビジョンと戦略の実現に向けて、数年先を見据えて設定したターゲットを(数値目標)を実現するために、戦略プログラム(施策)、アクションプランに落とし込みます。これにより作成した戦略プログラムないしアクションプランは、PDCAを確実にし、戦略および戦略目標を実現させることができます。 戦略プログラムもしくはアクションプランの作成では、既存の経営管理プロジェクト(*)と協調し、年度予算や中期計画などの経営計画にもリンクさせることが必須条件となります。
(*) 例:JQA(日本経営品質賞)、ISO9000、TQM、目標管理、生産管理、原価プロジェクト、CRM、SCM等

サウスウエスト航空の代替案戦略プログラム・アクションプラン
戦略マップ
サウスウエスト航空の代替案戦略マップ

1ターゲット設定は、将来のビジョンや戦略を実現するための具体的数値目標となるため、チャレンジ精神に満ちた数値目標を設定します。
2経営者は、従業員が目標を達成した際には、満足感や達成感の実感ができるような仕組み作りが必要です。
3初めから達成しやすい数値を設定し、それをクリアすればよいといった組織風土、社風、雰囲気にならないようにします。

サウスウエスト航空のターゲット(数値目標)の設定
戦略マップ
サウスウエスト航空戦略マップ

戦略目標 重要成功要因 業績評価指標 ターゲット
数値目標
アクションプラン
利益性の向上 利益の増加 純利益 20%
アップ
エコノミーの乗客には発券のみならず機内食を廃止し、バスに乗るようなイメージの飛行機および航空会社にする。
顧客の拡大 売上拡大 売上高成長率 30%
アップ
少ない機種 コスト最小 リース・コスト 20%
ダウン
顧客ロイヤリティの拡大 固定客の確保 リピーター比率
90%
以上
経済性を追求する顧客と贅沢志向の顧客を区分し、両者のニーズを徹底的に追求する。
顧客増加率 30%
アップ
定刻の離着率の厳守 定時運行 定刻離着率 90%
以上
平均遅延時間 10分
以内
スケジュールを守る 機体整備の迅速化 飛行キャンセル比率 0% 定刻離着陸と紛失・遅延荷物数の最小化という基本を徹底的に追求する。
顧客苦情件数 0件/月
積荷のスピード化 荷物搭載の正確性と迅速化 荷物紛失件数 50%
ダウン
予実積載時間比 90%
以上
モチベーションの向上 報酬制度 従業員のボーナス金額 20%
アップ
働き甲斐のある職場作りと、成果に基づく報酬体系を整備し、インセンティブを強化する。
働き甲斐 95%
以上
教育訓練プログラムの充実 充実した教育 教育訓練 売上の
10%
教育時間 10%
アップ

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参考:
「バランス・スコアカード構築」 吉川武男著

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