大手卸売販売業B社様

導入事例2 -BzPLAN WE-
汎用機のリースアップに伴い、各種システムのオープンシステム化と決算の早期化、グループ会社全体の情報共有化をめざす

ご紹介させていただくB社は、東証1部に上場し全国に直営店を展開している包装用品・販売促進用品及び文具事務用品などの商店用品の卸売を営む創業90年の老舗です。
ITLでは、現行の汎用システムからのオープンシステム化にあたりBzPLAN WEをご提案させていただきました。

<システム化の背景と課題>

B社は、 汎用機を使用した現行基幹システムのリースアップに伴い関連システムをオープンシステム化することを決定されました。 現行の管理会計は、基幹系システムと同一システム内での管理の為、情報の共有化やデータ連携、システム保守性に優れています。しかしその反面、 汎用機である為システム保守改修には膨大な時間と労力がかかる上、技術要員の確保にも将来的な不安を抱えていました。
上述に加え、「月次決算の早期化」や「グループ会社全体管理」の為のシステム構築及び今後のシステム改修や保守を考えるとオープンシステム化は早期必達事項という結論になったのです。

そこで、現行汎用機での管理会計・予算編成システムの内容がほぼ標準機能で実現できるパッケージとして、BzPLAN WEが 採用されることとなりました。 BzPLAN WEは、同時期に採用された制度会計システムのGLOVIAとも連携実績が多数あり、SIer同士のソリューション連携のスムーズさも評価されました。

<具体的なシステム化>

まず先に基幹業務となる販売システムの要件を取りまとめ、データベースシステムとして信頼のあるOracleデータベースを採用することとしました。基幹システムは専用システムとして手作りで開発し、制度会計、連結会計、管理会計などのシステムは汎用性 のあるパッケージを採用することとしました。
ITLではまず、現行業務機能とのFit&GAP分析を行い現行業務フローから各種新システムを踏まえた新業務フローを作成、各システム間連携の課題を取り纏めた後、新システム化により想定されるリスクを回避しました。 その結果、現行管理会計システムをほぼBzPLAN WEの標準機能で実現できたため、マスタ設定と残高移行機能を追加開発するのみで、4ヶ月間という短期間でのシステム構築を実現できました。

<システムレイアウト>

システムレイアウトイメージ図

<システム概要>

会社概要 包装用品、販促用品、文具事務用品等の卸売り販売
主な管理業務 組織別/店舗別/商品セグメント別の収益分析、収益シミュレーション。
関連子会社を含めた連結予算の管理など。
主なアドオン開発 差分TopDown機能
システム環境 WEBサーバー
OS/Windows2008server , CPU/Xeon3.6 , Mem/4GB , Disk/72GB
アプリケーションサーバー
OS/Windows2008server , CPU/Xeon3.6 , Mem/4GB , Disk/72GB
データベースサーバー
OS/Windows2003server , CPU/Xeon3.6×2 , Mem/4GB , Disk/144GB , DB/Oracle11g

<BzPLAN WE活用のポイント>

BzPLAN WEに販売実績・経費実績のデータインターフェースを行い、予実管理を行っております。
月次のI/Fでは会計締め前にも任意でI/Fすることにより、フラッシュレポートの発行を行っております。

<導入効果>

BzPLAN WE導入後、制度会計、連結会計も新システム化されたことで月次決算の早期化が実現しました。さらに管理会計面では、経営を支援するための各種決算資料を 3営業日で発行することが可能になりIRの充実を図ることができました。またシステム管理面では、毎年発生していた管理要素の変更や追加がマスタメンテナ ンスのみで可能となったため、システム保守コストの削減に効果がありご担当者様に高く、ご評価いただいております。

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